悼む

 上坂冬子女史、気骨有り歯に衣を着せぬ発言に、何時も胸の空く思いを抱きつつ正論やコラムを読んでは頷き拍手を送っていたが、彼方へ旅立たれ、日本の将来を憂い、確かな発言をなさる方が叉一人消えた事に寂しさを感じる。

 戦前から戦後今日までの日本の姿を見てこられ、嘆かわしく思われることの多き事を延べられておられたが全く同感であり、女史に匹敵なさる正論を述べられる女性が進出され、大いに発言されることを期待する。

 北方領土についても日本領土であり、終戦僅か八日前に侵入、然も協定を日本危うしとみるや前触れも無く破棄し、のこのこと侵入して住み付いているとは「盗人猛々しい」と言いたくなる。言いなりになっている我が国も可笑しく、強く言い切れない政治家達は何故と問いたくなる。

 上坂女史は、わざわざ本籍を北方へ写して返還に取り組まれ、然も病を抱えながら訴える行事に参加されておられた返還への思いの火を消してはならぬと感じる。「半々」と提案する首相の弱腰は何故、日本の領土と言いきれないのは何故、歴史を紐解かれ、彼の地を守り通し骨を埋めておられる開拓の先祖、後継者方の達者な内に返還が実現されることを祈り、女子の思いが遂げられることを願う。

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お花見

 お花見の陣取りに夜を徹したり、早朝からと年に一度の事とは言え苦労なご事である。飲めや歌えで愉しんでおられるが、本当に花を愛でているのか疑いたい。

 新聞の投稿欄に「シートの下に咲く花も愛でて欲しい」と載っていた。此の言葉に胸を付かれる思いがした。優しい心の持ち主に敬意を表したい。斯うした心根の優しい方がいて下さる事に心和み、花よりも更に美しさを感じた。

 今年は余り報道されなかったが、塵の持ち帰りは実行されたのであろうか。花を愛でさせて貰った場所に対して当然の心遣いが怠りがちであった事への.心得が徹底されたのであろうか?

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告知

 「告知」するべきかどうかを相談された。若い人は知らされた方が「あれもして」「これもしなければ」と整理できると言う。我が身になればと考えるが、告知される場合は病む身であり、如何に身の回りの整理をと思っても体の動きがとれず、かえって出来ない事へ情けなさが加わると思うので知らされない方が良いと思う。

 実際、当事者にならなければ心中は計り難いが、告知されての心の整理は中々出来得ないと思う。出来るとすれば余程達観しておられる人と思う。告知されて、自らの命を絶つ人の気持が漸く分かる気がする。一年と長ければと思うが、1~2ヶ月と言われ病の苦しさに耐えながら、あと幾日と待つ身となれば耐え難い苦しさは計り知れず、其処から逃れたい気持ちになろうと察する。

 信仰心の厚い人でも、3ヶ月と言われ莞爾として受け止めたと言えども、家族への苛立つ言葉の端々に心中穏かでない事が伺えた。所詮人間は弱く、如何に強みを見せても誤魔化しに過ぎない。家族に辛く当たることで紛らわしていると思える。

 告知されても10年も生かされている人もおられ、医学上の統計で計算されての日数は当たらぬ場合もあり、要は本人が病と闘う、生きる使命に燃えるかで病魔を跳ね返す奇跡が起こりうるのではと思う。

 「知らぬが仏」と言う言葉も有るが、知ったが故に苦労を背負う事もあり、知らないで過せる方が幸せではないかと思う。

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返済

 奨学金で勉学し、社会人になれば借りた金は返す事は当然の事である筈が、近頃は返済がなされておらず、返さなくても良い位に思っている輩もいるとか。情けない根性と腹立たしく思う。

 どうしてその様な厚かましい根性が植えつけられたのか、良心の呵責に苛まれる事はないのであろうか、借りたものは返すべきで自分が恩恵を受け、一人前になった事への感謝の欠片も持ち合わせないのかが不思議にさえ思われる。

 もし、感謝の気持があれば自分が返すことによって一人の後輩が育ち、世に送り出す事が出来る使命感より責任を持たねばならない筈である。

 まるで給食費は払わなくて良いと思っている愚かな親の考えと同じ、常識のなさを嘆かわしく思う。

 

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免許

 免許書き換え時期になり高齢者講習も受け、期限切れ日には余裕を持って試験場に行き、視力検査を受けたが不安の思いが的中0.6。試験管が「目を冷やしてもう一度」との仰せに間をおいて検査をしてもらうが駄目、「貴女は大型を持っており此の時代にしてはモダンですね、勿体無いから検眼、眼鏡を取り替えてもう一度受けに来て下さい。それでも駄目なら一ランク下げたのが取れますよ」と教えてくれ、言われたとおり眼科で視力検査、一週間後眼鏡の出来上がりを待つ。

 講習時は実地など50代と言われ、気を良くしたが自分が幾ら気をつけていても、紅葉マーク故に意地悪される話もあり、運転をやめる時期ではなかろうかと心は動くものの決心し、迷いが出てはと去年暮れに変えたばかりの車ではあるが、早いほど値も良かろうと求めた店に連絡、売りを依頼した。

 16日、出来た眼鏡を取りに行き、午後、車を引き取りに来た。乗り心地の良い車ではあったが、写真を取り別れを告げた。翌17日、天気も良し、一応試験場に出向き、視力検査を受けたら合格、前の検査官が覚えておられ、「良かったですね」と。周りに居た係官も声を揃えて「おめでとう御座います」 「車手放してしまったんです」「惜しいですね、貴女より5歳も上の方が先程、更新して行かれましたよ」

 免許証だけ持っていれば身分証明にもなるしと、バスを乗り継ぎし帰宅する。此れで良いのだ、自分の歴史の一幕がおりたが、次、新しき物(プサルタリー)に向って踏み出すべしと心躍らせる。

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学び

 「学べ、学べ、世の中からお金で買えない美しいものを」と言う記事に触れ、多くの方が悟って貰いたいと思った。

 お金を出せば何でも手に出来る時代は、人を「なまくら」に仕上げがちで、忍耐も努力も出来ない人を作り上げているように思う

 お金を出して学ぶ事は仕上がった物を教えて貰うが、お金で買えない尊いものは仕上がる前から師匠の動作から真似し、会得し自分の物になり、其処に自分の知恵で磨きを掛け美しさをまして行くのではと感じる。

 親から子へ受け継がれて行く有るべき姿は、核家族で完全に途絶え、子育て一つにしても知識から受け取る事で、大家族の中で、又は、となり近所の出来事の中から体験して学び知恵を得ることが出来た。

 小児科病院が少なく、医者も足りず、救急で駆けつける小児患者は、殆どが軽症と言う。子育ての経験者である親から伝授される子育ての知恵が受け継がれていないので直ぐ病院へ走る。

 熱が出れば何で出たかを親から伝授され、大事に至らす病院へも駆けつけずに子育てが出来た。若い母親方は近所の子育て経験者から知恵を授けてもらう手立てもあると載っていた。全く然りである。

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トンネル

 北朝鮮からソウルへ向けてトンネルを掘削中、とのニュースに思わず耳を傾けた。確か、30メートル下での深さのトンネルが二本掘りつつあり、一本は国境線背後に出られる設計で、緊急事態には北側からと背後から国境部隊を挟み撃ちにする計算との事。

 二本共に掘削を阻止する方法を講じているとの事。凄い費用と労力を駆使して大胆な計画を立てている事に驚く。国民達は将軍様の仰せには絶対服従でなければ生きては行けない、飢えに苦しんでいる人達も居ると言うが、真実であるかも定かではない。大それた計画も人手が無ければ運ばれず、人員が大切である故協力すれば飢えに苦しむことも無いであろう。飢えさせて、協力せざるを得ない手段かも知れず、作戦勝ちである。軍国主義当時を思い起こす。

 新聞には韓国国民はどうやら北寄りが多くなって来ているとか、とすれば万が一の場合、我が国は手も足も出せないどころか素手での状態であれば言わずもがな、さりとて今の日本国民の国に対する思いはどうであろう?生前主人が「此の儘では、何れ日本は消える」と嘆いていた言葉を思い出す。当らぬ事を願うのみ。

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異変

 ブログ上で常に拝見している投稿者の画面で、例年、積もる雪であり昨年の積雪の場面と雪の欠片も見えない画面を見て驚きと何故か天変地変の予告めいた気味悪ささえ感じた。勿論、投稿者の方も環境問題への政府の手緩さを嘆いておられた。

 然し、其の地域に限らず全国的に温暖化と報道されているだけに余計心配である。CO2を減らすと唱えても東京の夜景を見ても不景気をよそにビル街には遅くまで明かりが点り、宣伝の画面はビルの壁面を占領し、客呼びにに各所ではライトアップと少しも控えている様子は覗えない。時間短縮と雖も本当に危機感を持つなれば消灯すべきで、第一議会に於いても深夜遅くまで引き伸ばし作戦は、国民を苛立たせ、経費の無駄遣いも甚だしく議員方の動きの費用は凡て国民の血税による事は頭に置いていない。

 反対議論をするなら自分達の政策を披露すれば国民は理解し大いに賛同する。何も明らかにせず、只反対では不評を買うのみ。時間内に取りまとめ経費を節約し範を示して頂きたい。

 日本に課せられた軽減割り当てが実行されていない現状、政府、官僚からして実践の姿勢を見れば、国民は知恵を出し合い協力するであろう。此の儘では国土自体崩壊し兼ねない。

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一周年

 昨日の今日は何の日で、韓国留学生イ・スヒョン氏が線路に落ちた人を助けるべく、日本人の写真家と共に助けに降りたが間に合わず、亡くなられた日と報道されていた。

 日本への恨み辛みを持つ韓国で、もっと日本を知りたいと進んで留学を望み、日本の良さを学び日本と韓国の架け橋になりたいと志を膨らましていた青年が、自分の身を呈して人を救う天晴れな精神に改めて敬意を表したい。

 数日前か数時間前かに母親への電話で、日本を案内したいから是非来るようにと話したとの事、日本に学ぶべき事が沢山あるとの言葉を残し23歳の命を落とされ、我々以上にご家族は悔やみきれぬ思いであられよう。然し、ご家族は集まった資金を奨学金として多くの留学生に捧げられている事に、感激である。

 一人一人が双方の国を理解し、友好関係を打ち立ててゆくことを願っていると結んであった。儒教の国、先祖を家族を大切にしている姿を我々は大いに学ぶべきと思う。

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 「むしゃくしゃした」からと自制心もなく、思い付きの侭、簡単に人殺しをする、何たる世の中に成り果てたものよと嘆かずには居られない。何か事件を起こせば監獄へ入れると安易な考えの持ち主もいる為、監獄は溢れ、新設を計画した都知事の案は反対多数で保留の現在。裁判は一事件の判決までには長期間を費やしている。

 娘を殺害された母親の心中が明かされていたが「死刑」を求める心境の程は当然と思う。首に紐を掛けられ、絞め、殴打しうめき声を上げたとの供述には他人でも身の毛がよだつ惨忍さ。人の命を奪ったものは命で返す事は当然ではないかと思う。死刑にしても命は還される筈はなくても、命が奪い取られる瞬間の恐怖を味わい知ることで少しでも過ちを反省する瞬間があればと思うからで、一部では人の命の尊さからか「死刑」反対の声も多い。

 二度と得られない命である故、命を奪う事は許されない。此の重みを無視して殺害した罪、犯人の命が死刑で失せたとしても、殺害された命は戻らぬ事は確かではあるが、犯人が死の恐怖を味わう事で心から反省が出来るのであれば死刑は必要であると感じる。

 同じ殺人でも情状酌量できる事件もあるが、「死んだ積りで」と努力や、人の情けに縋ったり、発想の転間によって思いとどまる事も出来る筈。一途に思い込むことによって開かれる道もふさがらしてしまう。斯うした結果による事件であれば指導によって再び繰り返す事はあるまいが、私利私欲に絡む事件に於いては終身刑でも恩赦で出所すれば再び繰り返している。

 安易に残虐な行為に走る人間形成がどうして培われてしまったのか、成長過程から調べ、恭儉己を持し、博愛衆に及ぼす教育が土台になされるべきと思う。

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