悼む
上坂冬子女史、気骨有り歯に衣を着せぬ発言に、何時も胸の空く思いを抱きつつ正論やコラムを読んでは頷き拍手を送っていたが、彼方へ旅立たれ、日本の将来を憂い、確かな発言をなさる方が叉一人消えた事に寂しさを感じる。
戦前から戦後今日までの日本の姿を見てこられ、嘆かわしく思われることの多き事を延べられておられたが全く同感であり、女史に匹敵なさる正論を述べられる女性が進出され、大いに発言されることを期待する。
北方領土についても日本領土であり、終戦僅か八日前に侵入、然も協定を日本危うしとみるや前触れも無く破棄し、のこのこと侵入して住み付いているとは「盗人猛々しい」と言いたくなる。言いなりになっている我が国も可笑しく、強く言い切れない政治家達は何故と問いたくなる。
上坂女史は、わざわざ本籍を北方へ写して返還に取り組まれ、然も病を抱えながら訴える行事に参加されておられた返還への思いの火を消してはならぬと感じる。「半々」と提案する首相の弱腰は何故、日本の領土と言いきれないのは何故、歴史を紐解かれ、彼の地を守り通し骨を埋めておられる開拓の先祖、後継者方の達者な内に返還が実現されることを祈り、女子の思いが遂げられることを願う。


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