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漁船

 漁船が油高騰の為、漁獲に出られず魚が売り場から姿を消すと報道されている。庶民の口が肥え、昔は食べられた魚が沢山取れても売れないからと山積みの魚が棄てられているニュースは、つい先頃。

 「エンヤラ、エンヤラ櫓拍子揃えて、朝日の港を出で行く漁船」と歌にまで歌われた漁港の朝、消費者が多くなった為か、新鮮さを早く届ける為か、油で動く船に姿を変えたのは何時頃からであろう。すっかり機械化され、即冷凍保存され、新鮮な味は通常の事と慣れ、市場には輸入物を交えて種類豊富に店先に並ぶ。

 生物ゆえ、何十%は処分される状態は毎日毎日続いている。豊魚であった鰊も鰯も近海では獲れなくなり、80%近くは輸入に頼っているという。今朝の報道では、アフリカの沖合いまで遠洋漁業に出ているとのことに驚く。

 日本の食の90%以上、輸入に頼っている日本の食料に恐怖を感じる。漁民の方々にとっては死活問題であろうが、魚類にとっては繁殖期を与えられたと思っているかも知れない?

 有り余る食量に慣れきった国民への警告の始まりではなかろうか。魚に限らず、食品店から期限切れで廃棄される分量は莫大である。一方では、食に飢え5歳まで命永らえぬ飢餓の国もあり、勿体無さを真剣に考え、食生活への驕りの見直しの時期であるのではと痛切に思う。

 ガソリン値上で、高速道路が5%少ないとの事、使はずに済んでいる人がいる。煙草も1,000になれば禁煙者も増え、健康が保たれるであろう。不自由をして見れば、如何に物の有り難さを知り得よう。良いチャンスかも知れない。

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